Kanehara Hitomi

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金原ひとみは作家で、バブル景気崩壊以降世代について本を書いています。大体、金原が扇情的でショッキングな話題について書いています。それなのに、日本人がショックを受けませんでした。たぶん、1990年代から日本人はショックを受けにくくなったのでしょう。それでも、金原はバブル以降に大人びたので、バブル以降の日本人の生活や欲求や夢などの特殊な見方を持っていると思います。この世代を理解できれば、日本の未来も理解できます。

自分も金原と同じ世代なので、日本人の若者の生活のことを勉強したいです。2009年の夏に、「蛇にピアス」と「オートフィクション」に基づく、いろいろな話題を研究しました。今学期、バブル以降の世代と日本社会の関係を研究します。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=UIoXwER0ViU[/youtube]

年表:金原ひとみ

  • 1983年 (昭和58年) 東京に生まれる
  • 1990年 (平成2年)  日本のバブル景気が崩壊した
  • 1995年 (平成7年)  オウム真理教の地下鉄サリン事件
  • 1996年 (平成8年)  村上龍が新たなショック仕方は必要と言った
  • 2003年 (平成15年) 「蛇にピアス」で第27回すばる文学賞を受賞。同作で第130回芥川賞を受賞
  • 2005年 (平成17年) 「蛇にピアス」が英語で刊行した
  • 2006年 (平成18年) 「オートーフィクション」という第四目の作品は日本語で刊行した
  • 2007年 (平成19年) 「オートーフィクション」が英語で刊行した
  • 外部リンク

    “People of Today: Kanehara Hitomi” インタビューの抜粋

      「結局、怖じ気づいちゃって(スプリットタンを)できなかったけれど、自分自身も含め、身体改造に興味を持つ人間の心理を分析したくて、これを書いたのかもしれません」

      小説の中で彼女はルイにこう言わせている。〈陽が差さない場所がこの世にないのなら自分自身を影にしてしまう方法はないか〉

      「ほ んの些細なことがきっかけで、もうこんな世界にいたくない、明るいものの届かない影になってしまいたいと思う時があるんです。だからといって、暗く目立た ない存在になるのは、あまりに悲しいし、そんな人間で終わりたくない。その点、身体改造で武装すれば、存在感を放つ影になれる。見た目で判断する世の中 を、“近づくな”とシャットアウトできる。もう一つ、身体改造に惹かれる人の中には、自分の身体を使って“私はこれだけできる”ってことを証明したいとい う気持ちもあるような気がします」

    “People of Today: Kanehara Hitomi” (Subaru Prize for Literature, 2003)

      Subaru interview with Kanehara Hitomi about “Snakes and Earrings”
      「蛇にピアス」についてすばる文学賞と金原ひとみのインタビュー

    “Kanehara Hitomi Special Interview” (Shueisha, 2004)

      Shueisha interview with Kanehara Hitomi about “Ash Baby”
      「アッシュベイビー」について集英社と金原ひとみのインタビュー

    Customer Reviews (Amazon.jp)

      Reader reviews of “Snakes and Earrings”
      「蛇にピアス」の読者のレビュー


    Entry contributed by Pam Kennedy